3月26日に有明アリーナで開催されたRISE ELDORADOにて当日急遽試合を棄権した大雅に関しまして、多大なるご迷惑およびご心配をおかけする事態となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
対戦相手の一馬選手、当日までハードなトレーニングや減量、その他試合に向けた準備をしてくださったにも関わらず、このような結果となってしまい誠に申し訳ございませんでした。
どんな理由があろうと最善の状態で試合を迎えることができなかった事はプロとしてしてはあってはいけない事であり、大雅本人はじめ管理する立場であるジムは今回のことを深く反省し、二度とこのようなことが起こらないように徹底して参ります。
しかしながら、大幅なアンダーを疑問視される声も多く、誤解を招きかねない状態になっておりますのでジムの代表として、兄として説明責任があると思い、今回の経緯を説明させていただきます。
3/24(計量前日)
水抜きの初期段階でランニングをしている際、強い吐き気を感じ、その後何度か嘔吐をいたしました。
そして、心臓の当たりに痛みを感じると本人より訴えがありました。
しかし、本人の要望により体重を落とすことを優先し、ランニングを続けました。
3/25(計量当日)
朝、残り数キロでしたがやはり心臓の痛みが治まらず動くことは得策じゃないと思い汗がよく出るサプリを飲み、通常通り半身浴をいたしました。
※こちらのサプリに関しては普段からたまに服用しているシュレッダブル スウェット スティックスというものです(分量も通常通りです)
汗出しを終え60kgジャストを確認し会場に向かっておりましたが、その道中で異常なほどの汗が出続けてしまい、計量の際大幅なアンダーを引き起こし皆様にご心配をおかけする事態となってしまいました。
※おそらく嘔吐を繰り返した上で飲んでしまったことなどマイナス要因が重なりサプリが効きすぎてしまったのかと推測されます。
本人の意向としましては試合にはどんな状態でもでるとのことでしたが、どう見ても異常な状態であり、命の危険さえ感じるような状態だった為、会見を欠席させていただき病院に連れていきました。
病院では脱水をまず回復させるために点滴を行いました。
多少の回復はしたもののやはりいつも通りの状態とは程遠く、自宅に帰宅しましたが心臓の痛みが強く寝たきりのような状態になってしまい救急病院へと連れていきました。
そこでの診断が記事でも出ている通り『縦隔気腫』という病名でした。
医師より入院を勧められましたが本人が強い拒否を示し入院することなく当日を迎えることとなりました。
3/26 (試合当日)
朝になっても回復することなく当日を迎え、本人は試合に出場する意志は変わらなかった為、試合会場へと向かいました。
しかしながら状態が状態なのでRISEのリングドクターに相談させて頂いたところ、即刻ドクターストップとなってしまいました。
その後会場に到着し救急車で搬送されることとなりました。
搬送された病院で検査を行い、『縦隔気腫』と改めて診断が下り、今回発症した理由が3/24計量前日、強い嘔吐をした際肺に強い圧力がかかり2箇所破けたことが原因とのことでした。
破けてしまった箇所から空気が漏れ出して胸部の中央にある左右の肺に挟まれた部位(縦隔)に漏れた空気がたまる状態を『縦隔気腫』というそうです。
どんな理由にせよ、試合に向けて準備し、計量をクリアし、最善の状態でリングに上がり、ベストパフォーマンスをすることがプロの仕事です。
それができなかった言い訳にすぎません。
大雅、ジム共々深く反省し二度と同じことが起きないよう精進して参りますので、引き続き大雅の応援をしていただけますと有り難く存じ上げます。
また、ご心配頂いている現在の大雅の状態につきましては、治療方法が肺の穴が自然に閉じることを待つことしかないとの事なので自宅にて絶対安静をしております。
ただ、試合前のように歩くのもままならないような状態ではありませんのでご心配頂いている皆様はご安心頂けますと幸いです。
万が一肺の穴が閉じる前に負荷をかけてしまうと呼吸困難になり取り返しの付かない状態に陥ることもあるため本来ご迷惑お掛けした試合相手の一馬選手、RISEのスタッフの皆様、スポンサーの皆様、大雅からチケットを買っていただいた方々、その他応援していただいている皆様に本人より何らかの形で直接ご挨拶やメッセージを出させるべきですがこのような状態なためしばらく控えさせて頂きたく存じます。
長く読みづらい文章になってしまい申し訳ありませんが最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
今後もジムの代表として選手を守らなくては行けない立場として今回の件は必ず忘れることなく反省を活かしていきたいと思います。
トライハードジム代表 道明弘也
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